ARTA Project

ご挨拶

鈴木亜久里さんと一緒に取り組んできたARTA Projectも今年で14年目になりました。
1997年に発足したときから、「世界に通用するドライバーを育てたい」という想いのもと、レーシングカートから選手を育成することを継続してきました。その結果、現在、ARTA Projectで経験を積んだドライバーが活躍し、日本のモータースポーツ界を牽引している姿を見ると、ARTA Projectの活動が多少なりともモータースポーツの発展に寄与出来たのではないかと感じています。

自動車関連業界を取り巻く環境は、昨年は新車販売の好調など一時的な回復はみせたものの、引き続き厳しく、若者の車離れも改善する兆しはありません。
当社では、お客様に「クルマのことならオートバックス」と支持・信頼していただけるような取り組みを行っておりますが、これも「クルマの楽しさ」「クルマで走る喜び」を伝え、人々のクルマへの関心を高める活動に繋がるものと考えています。

現在、当社だけでなく、自動車関連業界の皆さまも様々な取り組みをされていますが、我々は自動車関連業界全体で、一人でも多くの方に「クルマの楽しさ」「クルマで走る喜び」を伝え、モータースポーツを盛り上げていきたいと考えております。関係者各位におかれましては、今後ともARTA Projectへのご声援及び自動車関連業界へのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社オートバックスセブン
代表取締役 社長執行役員

涌田節夫

Setsuo Wakuda

ARTA Projectの活動を開始してから14年目に突入いたしました。
この間にモータースポーツ界を取り巻く環境も大きく変化してきました。
ここ数年、エコロジーという言葉をよく耳にします。私たちが関わっているモータースポーツは一見このエコロジーとは真逆のことを行っていると思われがちです。
しかし、モータースポーツは、限られた燃料やタイヤの範囲の中で効率よくマシンを走らせることが重要で、その点を十分に考えなくては良い結果を出す事が出来ません。そういった意味においては、モータースポーツはエコロジーの一つの形といってもいいかもしれません。
しかしまだまだ私たちはエコロジーに関してやらなくてはいけないことがたくさんあると思っています。今年はそういうことを模索しながらレースを戦っていきたいと思っています。

今年もARTA Projectの活動に株式会社オートバックスセブン様をはじめとしたパートナー企業各社様、本田技研工業株式会社様、株式会社ブリヂストン様にご支援いただけることになりました。この場をお借りして深く御礼申し上げます。ありがとうございます。

さて、今年の活動ですが、SUPER GTとカート活動を軸に展開して参ります。活動の中心となるSUPER GTは大きく体制を変えて戦う事にしました。GT500クラスは、昨年までアメリカのインディカー・シリーズで活躍していた武藤英紀を起用します。インディカーでは、日本人として最高位である2位を記録しているとても素質のあるドライバーです。
武藤のパートナーには昨年のSUPER GT第6戦で私たちにポールポジションをもたらしてくれた小林崇志です。既にこの2人はテストを行っていますが、非常に期待出来るテスト結果でしたので、今年は若いこの2名で開幕戦から勝ちを狙っていきます。

GT300クラスはガライヤを知り尽くした高木真一と、ヨーロッパやアメリカで活躍してきた松浦孝亮で戦います。また、株式会社ブリヂストン様がこのGT300クラスに満を持して参入していただくことになりました。
今年はレギュレーション上、ガライヤが戦闘力を発揮できる最後の年になると思いますので、実績のあるガライヤとドライバーそしてブリヂストンタイヤのパフォーマンスという最強のパッケージでチャンピオン獲得に挑み、有終の美を飾りたいと思っています。

サポートドライバーには、田中哲也、金石年弘、伊沢拓也、塚越広大、山本尚貴、野尻智紀の6名をサポートしていきます。

そして底辺を支えるF.O.S.活動は今年も9名のドライバーをサポートしていきます。昨年は皆好成績でしたので今年もその力を持続してもらい、このスポーツの裾野を広げていきたいと思います。

育成部門は、フォーミュラ・チャレンジ・ジャパンに昨年鈴鹿レーシングスクール・フォーミュラを首席で卒業した清原章太を送り込みます。また、WSKカートシリーズ、ヨーロッパカート選手権は昨年に引き続き金丸悠が挑戦します。ARTAチャレンジでスカラシップを獲得した高橋悠之はWSKユーロシリーズKF3クラス全4戦に挑戦してもらいます。

カート部門であるARTAチャレンジは全部で4クラス開催していきます。トップクラスのARTAチャレンジクラスはヨーロッパとの連携を取る為にエンジンをRokに変更しました。世界とのつながりを明確にしていきます。その次のクラスであるジュニアクラスはRok GP Jrエンジンを使用し、新設のYAMAHA MZクラスは小学生が参戦しやすいクラスにしました。

ARTA Project プロデューサー

鈴木亜久里

Aguri Suzuki