オートバックスセブンアニュアルレポート2012

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中期経営計画の進捗・執行役員のコメント

さらにお客様にとって身近な店舗になることを目指して

松村 晃行
松村 晃行
常務執行役員
店舗販売企画統括兼
IFRS担当

過去2年間、私どもはオートバックス全店の売場の改装と、お客様のニーズにあった商品開発やお求めやすい価格を実現するための取り組みに注力してまいりました。

これらの「売場改革」「仕入改革」の取り組みは、「商品が分りやすくなった、買い物がしやすくなった」というお客様からのご好評のお言葉や、メンテナンス関連商品の売上の向上といった成果に確実に表れ始めております。

これからの2年間は、これらの改革をスーパーオートバックスにも広げて行く予定です。

お客様にとって、より身近で便利な存在となるために

さらに2013年3月期からは、オートバックス会員600万名の購買データの分析や、現場でのお客様の購買行動の洞察を通じて、お客様の車種・ライフスタイル・ライフステージに合ったより良い商品・サービスを提供してゆくことで、より身近で・便利な存在としてお客様から支持・信頼される存在なるべく、オートバックスの「CRM」戦略を抜本的に見直す取り組みに着手してゆく予定です。


小商圏のお客様のニーズに近づくための出店戦略


小林 喜夫巳
常務執行役員
営業統括兼

エリア戦略担当

これまで、オートバックスは人口10~15万人の商圏中心に出店を進めてきたため、5万人前後の小商圏のお客様には我々は充分なサービスを提供できていませんでした。このようなお客様の「車のことで困ったときに頼りになる身近なお店が欲しい」というニーズに近づくため、建築方式・店内什器・ピット機材・店内オペレーションなどに抜本的な見直しを行い、この2年間で27店舗の小商圏型ローコスト店舗の出店を進めてきました。

今後は、これまでに培ったノウハウをベースに出店開発を加速し、2014年3月末までに120店舗の出店を完了させる予定です。

地域のお客様から支持・信頼される人材の育成

お客様との接点である店舗従業員の意識と行動を改革する取り組みとして、この2年間で行った全店舗の従業員に対する接遇研修は、あいさつ・接客態度などに変化の兆しが見えており、実を結びつつあります。

今年からは新たに「個店力の強化」を合言葉に、全店舗のマネジャーに対しマネジメント研修を実施しております。この研修により、地域に適した効果的なお客様の増やし方、能率的な仕事のやり方を考える力、PDCAサイクルを確立し仕事を確実に実行する力、さらに、主体的に考え行動し、成果をあげて組織を作る力を養い、お客様から「クルマのことならオートバックス」と支持・信頼いただける人材基盤を構築してまいります。

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