オートバックスセブン アニュアルレポート2014

オートバックスについて

『豊かなクルマ社会に貢献する』グループを目指して

オートバックスセブンは、国内最大規模の店舗ネットワークを有する自動車関連総合専門店チェン「オートバックス」を展開し、常にお客様視点に立ち、価値ある商品・サービスを提供することで、カー用品市場においてトップシェアの地位を確立してきました。

将来にわたって、お客様に豊かなカーライフの提案を行う、社会に有益な企業であり続けるために、オートバックスセブンは、あらゆるステークホルダーとの関係を重視した企業活動を推進していきます。そして、より豊かなクルマ社会の実現に貢献することを通じて、グループ全体の企業価値を高め、持続的な成長を目指していきます。

40年を、クルマ社会の発展とともに 私たちは、いつもお客様の近くで最適なカーライフを提案してきました。
オートバックスは1974年、日本初のカー用品総合専門店として誕生して以来、時代とともにクルマとユーザー、社会との関係が変化するなかで、業態、商品・サービスの変革を続け、クルマ社会の発展を支えてきました。

オートバックスのこれから

'74 マイカー時代の幕開けとともに カー用品のワンストップ業態を全国に展開

高度経済成長期を経てマイカー購入への人々の関心が高まるなか、オートバックスは1974年に誕生しました。すべてのカー用品が一ヵ所で購入でき、ピットで取付サービスを行うワンストップ業態は、商品ごとに流通経路が異なっていた当時、多くのお客様から支持を集め、フランチャイズ展開により全国へと拡大していきました。また、プライベートブランド(PB)商品の開発にもいち早く挑戦し、1977年に発売したタイヤ・オイルは、業界の常識を打ち破る画期的なものとなりました。

オートバックス1号店(大阪府大東市)

オートバックス1号店(大阪府大東市)

'89 日本のクルマ文化が深化するなかで 多様化する嗜好に応え、商品力・提案力を強化

マイカーの普及にともない「車の個性」が求められる時代となり、ライフスタイルに合わせた車種の選定が一般化するなか、カーアクセサリーやカーナビゲーションなどカー用品の領域も拡大していきました。オートバックスでは、商品構成を独自の視点で拡充し、ライフスタイル別の陳列や提案、ピットサービスの強化を通じて、ユーザーの多様化する嗜好に応えることで業容を順調に拡大しました。1989年にはチェン全体の売上高が1,000億円を突破。業界初の株式公開も果たしました。

モータースポーツのスポンサーとなり、クルマ文化の発信に貢献

モータースポーツのスポンサーとなり、クルマ文化の発信に貢献

'97 カー用品専門店からカーライフストアへ スーパーオートバックスを開発・展開

小売業における大型化が進むなか、初心者やご家族から愛好家まで、すべての人々にカーライフの魅力を提案するカーライフメガストア「スーパーオートバックス」を開発。広大な売場とピットを備え、より豊富な品ぞろえに加え、CDコーナーや軽飲食コーナーなどを併設し、多彩なイベントが開催されるエンターテイメント性の高い店舗は、「カーライフを提案するオートバックス」の姿を多くの人々に印象付けました。また、この頃に車検事業に本格参入し、カーライフ支援の領域を拡大しました。

スーパーオートバックス1号店(千葉市稲毛区)

スーパーオートバックス1号店(千葉市稲毛区)

'08 クルマ社会を取り巻く変化を見据えて 「カー用品」「車検・整備」「車買取・販売」を3つの柱に

日本経済の成熟化が進み、環境や省エネへの意識が高まるなか、車の小型化やエコカーの普及、使用年数の長期化など、カーライフのあり方も変化し、ユーザー層も男性中心から女性、高齢者へと多様化しています。オートバックスでは、専門知識がなくても長く安心して運転できるように、「車検・整備」のサービスを拡充するとともに、「車買取・販売」まで手がけ、「カー用品」を含む3つの柱で、お客様のそばでカーライフ全般を支援する業態へと変革を進めています。

電気自動車(EV)向け充電スタンドの設置を推進

電気自動車(EV)向け充電スタンドの設置を推進