オートバックスセブン アニュアルレポート2014

特集クルマ社会のインフラを目指して

お客様により近く、楽しく、便利に。クルマ社会の変化を見据え、地域に根ざした存在へ

オートバックスは、変化するクルマ社会のなかで、いつもお客様の身近にあって、カーライフに関わる“すべて”にワンストップでお応えし、利便性と安心、楽しさを提供する店舗づくりを進めています。 また、地域の雇用を担う存在として、人材の育成に力を入れるとともに、環境への配慮や地域社会に貢献する活動を通じて皆様から支持、信頼される「クルマ社会のインフラ」を目指していきます。

地域の一員として社会に貢献

店舗が地域の人々に必要とされるインフラとしての役割を果たせるようにその機能を拡充しています。クルマの適切な利用を願う地域社会と共に歩む企業として、地域住民の安心と安全な暮らしに貢献します。

電気自動車(EV)用充電スタンドの設置

走行時にCO2を排出しない電気自動車(EV)は地球温暖化対策のひとつとして期待されています。当社グループでは、店舗駐車場にEV用充電スタンドの設置を進め、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)でご来店されたお客様の利便性向上とともに、EVの普及促進に貢献します。2014年3月期末現在、72店舗に設置しています。

電気自動車(EV)用充電スタンド

電気自動車(EV)用充電スタンド

 

災害時の帰宅困難者支援

当社グループは、支援可能な店舗において、災害時の帰宅困難者に対して、水道水やトイレの提供、地図やラジオなどによる道路情報の提供などを行う協定を、各自治体と締結しています。2014年3月期末現在、8県78店舗が利用可能となっています。

「災害時帰宅支援ステーション」ステッカー

店舗の入口に掲出している
「災害時帰宅支援ステーション」ステッカー

兵庫県三木市にメガソーラー発電所を開設

当期において、当社西日本ロジスティクスセンター内の遊休土地部分と建物の屋根の一部に太陽光発電設備を導入し、売電事業を開始しました。保有資産を有効活用し「再生可能エネルギー」の普及に貢献します。

西日本ロジスティクスセンター内に設置した太陽光発電設備

地域社会貢献活動

地域に根差した活動を推進。

2005年から本社周辺の清掃活動を実施し、2010年3月期からは、店舗においても週1日を「オートバックスデー」として、開店前に店舗周辺の清掃を行っています。また、当社が取り組むモータースポーツ活動「ARTA Project」において、地域の小中学校の生徒を対象に「夢をかなえる」ことをテーマにした課外授業を実施するなど、自社の独自性を生かした活動を進めています。

清掃活動

清掃活動

小学校での課外授業©GTA

小学校での課外授業
©GTA

担当執行役員の声

堀井 勇吾 執行役員 内部統制・法務担当

当社グループは、“クルマにかかわるインフラ企業”として、お客様や地域の皆様、そして社会から、より親しまれ、愛されるグループを目指しています。とくに中心事業である「オートバックス事業」では、オートバックスの店舗を通じて近隣の清掃活動や地域のイベントなどにも積極的に参加しています。

今後も、地域の皆様の安心と安全な暮らしをお手伝いするために、災害対策や交通安全対策などに取り組み、オートバックスの店舗と地域社会の共生に努めていきたいと考えています。

堀井 勇吾

社会貢献活動

クルマの本来の楽しさを多くの方々に伝え、ファンを育成していくことも私たちの使命です。

当社グループは、カーライフの楽しさや喜びを、次代を担う子どもをはじめ、幅広い人々に伝えるさまざまな活動を通じて、クルマに親しみを持つファンを育成し、クルマ文化の発展に貢献していきます。

モータースポーツ支援

レースの“ワクワク感”や感動を通じ
クルマ好きを増やしています。

モータースポーツ全体を活性化するために、当社は国内で最も人気のある自動車レース「SUPER GT」シリーズに協賛しています。また、1998年「ARTA Projec(t AUTOBACS RACING TEAM AGURI)」の設立以来、世界に通用する日本人ドライバーの発掘・育成から国内外のレースへの参戦など多方面の活動を展開し、レースの感動を通じたファンづくりを継続的に進めています。

レース参戦時はチーム、お客様が一体となって感動を共有

キッザニアにパビリオンを出展

自動車に触れる楽しさを子どもたちに伝え
次世代のクルマファンの育成に貢献します。

当社は子ども向け職業体験テーマパーク「キッザニア東京」「キッザニア甲子園」に、パビリオン「カーライフサポートセンター」を出展しています。自動車に触れる楽しさを子どもたちに知ってもらうとともに、仕組みや安全に関する理解の促進と、今後の安全なクルマ社会の構築に寄与することを目的としています。

子ども向けにピットが再現されタイヤ交換などの車両整備を体感

丸の内キッズジャンボリーに参画

未来を担う子どもたちに
クルマに乗る喜びを伝えています。

東京国際フォーラムが主催し30万人を動員(2013年実績)した夏休みの子ども向けイベント「丸の内キッズジャンボリー」に参画し、レーシングカーの展示や親子で参加する「キッズカート体験会」で、クルマを運転する楽しさ、喜びを伝えました。

カート運転を体感

レーシングカーの展示

富士山清掃

廃タイヤなどの不法投棄が目立つ周辺地域
のボランティア清掃を継続しています。

当社グループでは、2003年3月期から毎年秋に富士山麓の青木ヶ原樹海周辺の清掃活動をFC加盟法人も含めたボランティア活動として実施しています。不法投棄されたゴミの中には廃タイヤや廃バッテリーなども含まれ、それら廃棄物を回収することも重要な取り組みの一つと考えています。

富士山麓での清掃活動