既存ビジネスであるカー用品、車検・整備、車買取・販売の3事業については、中期経営計画の着実な実行による数値目標の達成が必須です。加えて、新たなビジネスの発掘・育成により収益基盤を拡充することも重要な経営課題です。私は社外取締役として、それらの実現に向けて社内に対して適切な助言を行います。さらに、当社の課題のひとつがROEの向上にあることを認識しつつ、株主資本の有効活用やコーポレート・ガバナンス体制の一層の充実などについて、今までの経験を生かし対応します。

昨年の消費増税の影響などで、国内の自動車販売が落ち込むなか、オートアフター市場も大変厳しい環境にあります。このような環境の下、会社の意思決定も難しくなることが予想されますが、私は社外取締役として、コーポレート・ガバナンス・コードの考え方に基づき、取締役会における議論に参加し、透明・公正な意思決定をすることで、企業価値の向上に貢献していきたいと考えています。

私は、コーポレート・ガバナンスおよびインベスター・リレーションズの分野において、国内外の活動・業務に長年にわたって携わってまいりました。これまでの経験や知識に基づき、コーポレート・ガバナンス・コードの精神を尊重しながら、取締役会での審議や経営陣などとの議論を通じて、当社がクルマ社会のインフラ企業として持続的な成長を実現し、株主の皆様との健全な対話を継続することに貢献したいと考えています。